ChatGPTで見えてきたクローンデジタルエンジニア構想 ~ポスト・エンジニア戦略~

AI、機械学習

はじめに

近年、ChatGPTをはじめとするGenarateveAI(生成AI)が急激に活発になってきました。


近未来の予測で有名なレイ・カーツワイルが予言した「シンギュラリティ(技術的特異点)」も、当初は懐疑的な意見が多かったですが、ここまで急激にAIの進化が現実になると、これもまた後世において、レイ・カーツワイルの予測の正確さを表す1つのエピソードとなりそうです。

シンギュラリティ(技術的特異点)は2045年という説が広まっていますが、レイ・カーツワイル自身は、

「2029年時点で、AIは人間のできること全てにおいて、いかなる人間よりもはるかに優れたことができるようになる」

とも述べています。

技術的特異点 – Wikipediaja.wikipedia.org

過去数年から2023年までの進化スピードを考えると今から2029年には、人間よりはるかに優れたことがAIによって実現できそうです。

ChatGPTにより、AIの民主化が始まり、エンジニアだけでなく一般の世界中の多くの人がAIに注目することで、今まで以上にAIの進化に勢いがついてきました。

まさに指数関数的な勢いで進んでいます。

「AIによって人間の仕事が奪われる」という意見も、これまでは否定的な意見が多かったように思いますが、ここまでくると従来の仕事のやり方ではたしかにAIのほうが役に立つケースが多くなってくるでしょう。

AIにはできないことを人間が見出さないと、困難な未来が待っているかもしれません。
ただ、AIはChatGPTのように人間の仕事を楽にしてくれる面も大いにありますので、「いかにAIを活用するか?」という視点に立つことが大事かなと思っています。

ChatGPTによって、エンジニアの仕事も効率化が進んでいます。ただ、ここまでAIが使えるようになると、「エンジニアもだんだん仕事を奪われてしまうのか?」と危機感を感じるようになってきました。

これまで、何となく想像していたことが間近に迫ってきていますので、一度頭の中を整理するためにスライドにしてみました。

ChatGPTで見えてきたAIの未来

今、現在AIなどコンピュータを操作するには、キーボードだったり、マウスだったり、音声入力、タッチパネルを使っています。

AIがこのまま進化すると、脳波でコンピュータを動かすようになります。

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まるで、SFか夢のような話ですが、もうまったく途方もない夢物語というわけではなく実現に向けて研究が進んでいます。

「どうやって? ほんとにできるの?」と思ってしまいますが、人間の脳波やMRIの情報をたくさんあつめてAIで学習すると、頭の中のイメージを導き出すことが可能です。

話すと簡単ですが、実際そう簡単にできるものでは無いですが、世界で研究が進んでいますので、そう遠くない未来に実現できるかもしれません。

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脳波で頭のイメージが再現できると、コンピュータ上に同じものを再現できるので、頭の中のイメージがメタバース空間にも再現できます。

これができれば、寝ている間に脳波を保存しておいて、自分が寝てる間に見た夢が次の日メタバース上で再現できるのも夢ではないですね。
(ここまでくると、夢と現実がわけわからなくなりそうです)

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「サピエンス全史」という本で「虚構」という言葉が出てきました。


この「虚構」という用語を借りると、「虚構空間」がついに現実世界とサイバー空間(コンピュータ上の世界)とつながるのが目前に迫ってきました。

つまり、今後の世界は以下のようになるということです。

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これからどうすればいいか?

シンギュラリティを提唱した、レイ・カーツワイルは、どう考えているのでしょうか?

「ポスト・ヒューマン」という言葉を使っているようですが、AIと人間の共存ということのようですね。

要するに人間の機能の拡張AIといったコンピュータを使って実現するイメージです。

レイ・カーツワイルが語っている「ポスト・ヒューマン」は、もはや人間といえないようなサイボーグ的なイメージかもしれませんが、たしかにここまでいってしまうのかもしれません。


例えば、脳波で頭の中を読み取れるようになれば、頭の記憶をそのまま外部装置に保存して、必要なときに引っ張り出してくることもできるでしょう。

自動的にクラウド上のストレージに頭のデータがアップロードされて、必要なときにダウンロードできます。

計算もクラウド上で実行すればいいので、頭で考えていることの計算や予測やシミュレーションも一瞬でできそうです。

脳波を読み取るのもウェアラブル機器の進化によって、指輪くらいの大きさになるでしょう。

マイクロチップの進化も進んでいますので、イヤリングのように耳に着けるだけでよくなるかもしれません。

直接、頭の中にマイクロチップを入れることも研究されていますが、イヤリングであれば、人間でも抵抗なくつけられそうです。

もう、そろばんで暗算する必要もなくなりそうですね。


暗算どころではなく、クラウド上のメタバース空間で全て再現できるので、恐ろしく高度なことが一瞬でできるようになります。

・・・といったことが、レイ・カーツワイルが語っている「ポスト・ヒューマン」のイメージです。
「ポスト・ヒューマン」は昔からの用語なので、当時とたとえ話は違うと思いますが、今現在で想像すると、こんな感じのことが現実になるのが間近に迫っています。

スライド

今後のエンジニアの方向性も考慮してスライドにしてみました。

まとめ

冒頭のとおり、これまで頭で「未来はこうなるだろうなー」と思っていたことが、ChatGPTのようなAIの進化によって、現実になりそうな勢いです。

どうせ遠い未来のことと思って、これまで深く考えたことはなかったですが、こう目の前に迫ってくると、考えざると得なくなってきました。

今回は、頭で思っていることを取り急ぎスライドにした程度ですが、もう少し「今現在のAIはどう進もうとしているのか?」ということを調べたら、改めてまとめていこうと思います。

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